第3章 潤…
きっと兄ちゃんは無意識なんだろうけどね?
その赤く染まった頬と、潤んだ瞳…
ほんと、ヤバいから…
兄ちゃんの頬にチュッとキスを一つ落とし、中心を覆うバスタオルをそっと解いていく。
「兄ちゃん下着着けてこなかったの?」
「…言うなって…」
兄ちゃんが両腕で顔を覆う。
「ふふ、嬉しいよ…」
露わになった中心を握り込み、滴を零す先端を親指で刺激する。
「あぁっ、ダメっ…!」
兄ちゃんが大きく身体を反らすと同時に吐き出される白濁。
「…ウソ、でしょ…?」
尖端から吐き出される兄ちゃんの熱に、俺の手が濡れる。
「…た、溜まってたんだよ、悪ぃか…」
必死に言い訳する兄ちゃんが可愛くて堪らない。
「ううん、俺もそうだから…」
バスルームで抜いてきた、なんて言えないけどね?
俺は身体を起こし、兄ちゃんのもじもじと擦り合わせた膝を割ると、その間に身体を割り込ませた。
兄ちゃんの腰の下に枕を宛がい、腰を少しだけ浮かせると、白濁に塗れた兄ちゃんの中心を口に含んだ。
「ば、ばかっ…」
兄ちゃんの手が俺の髪を掴む。
「さっき出したばっか…だって…」
構わないよ…
兄ちゃんの出したモノなら…