第3章 潤…

唇と舌で丹念に扱いてやると、再びユルユルと頭を擡げ始める兄ちゃんの中心。

｢あっ、はぁ…潤、もう…」

俺の口の中で兄ちゃんが大きさを増す。

それと同時に、俺の中心もＭａｘな状態まで腫れあがる。

本当はこのままもう一回イカせてあげたいけど…

口の中から兄ちゃんの中心を出し、性急に兄ちゃんの両膝を胸に付くぐらいまで折り曲げた。

硬い蕾の周りを解きほぐす様に、唾液を纏わせた舌先で舐めてやる。

｢…んなとこ、やめろって…」

｢こうしとかないと和が辛いんだよ？」

知ってるでしょ？
兄ちゃんがいつも俺にしてくれてるんだから…

少しずつ解れていくそこに、尖らせた舌先を差し込む。

｢んぁ…っ…」

兄ちゃんの身体がビクンと震えた。

もうそろそろかな…

｢力、抜いててね？」

唾液のお陰で潤いを帯びたソコに、指を一本突き入れる。

｢んん…っ…ふっ…」

｢大丈夫？　キツクない？」

｢ん、大丈夫…みたい…」

兄ちゃんが応えるのを待って、中の指を動かし始める。

傷付けないように、優しくそっと…
壊れ物を扱うみたいに…

そうすると、兄ちゃんの中がうねりながら、俺の指に絡み付いてくる。

｢指、増やすよ？」

俺が聞くと、一々聞くなって顔で睨まれた。