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99.9%のDNA【気象系BL】

第3章 潤…


暫くすると兄ちゃんが、腰にバスタオルを巻いただけの姿でバスルームから出てきた。

「お前も浴びて来いよ」

窓辺のソファに腰を下ろした兄ちゃんがビールのプルタブを引いた。

「…うん、行ってくる」

ヤバイ…
ドキドキが止まんてねぇ…

油断出来ない下半身を隠すように、前屈みでバスルームに向かう。

服を全て脱ぎ捨て、熱いシャワーを全身に浴びる。

でも…

ゆるゆると頭を持ち上げる俺の中心。

どうすんだよ、これ…

手を中心に添え上下に擦ってみる。

頭の中には、腰に巻いたバスタオルから覗く足と、その奥に隠された兄ちゃんのモノを思い描いて…

するとあっという間に吐き出される白濁。

早漏かよ…

思わず零れたため息と一緒にシャワーで洗い流し、火照った身体にバスローブを纏った。

濡れた髪をタオルで拭きながら、冷蔵庫から缶ビールを取り出す。

「さっぱりしたか?」

「ああ、うん…」

色んな意味でね…

「そっか…。とりあえず乾杯しようぜ?」

兄ちゃんが新しい缶のプルタブを引いた。

「うん」

俺も缶のプルタブを引いて、兄ちゃんの隣に腰を下ろす。

「誕生日、おめでとう…潤」

「ありがとう、兄ちゃ…和…」

“和”と呼ぶのは、“恋人”としての呼び方。
だって今は兄弟じゃないから…
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