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99.9%のDNA【気象系BL】

第11章 決断…


俺の隣で、潤の肩がビクンと跳ね上がった。

それでも潤は話を止めようとはせず、

「俺は和のことしか愛せないんだ…。だから分かって欲しい」

そう言って額をテーブルに押し付けた。

潤なりに必死だったんだと思う。

でも俺は知ってんだ…、そんな簡単に認めてくれるわけないってことをさ…

だから、信じられないとばかりに首を横に振る母さんを前にしても、ショックを受けることもなければ、“どうして分かってくれないんだ!”と迫る気もなかった。

それが当然の反応だと思ってたから…

ただ、ずっと頭を下げ続ける潤を見ているのは、汚物でも見るような目で見られることよりも、うんと苦しくて…

「俺…、ガキの頃から好きになるのは、いっつも男ばっかで…」

ポツポツと話し出した俺の前で、母さんが目を見開く。

そりゃそうだよな…、俺のガキの頃のことなんて、母さんは何も知らないんだから…

「施設に入ってから…だったかな…、同室だった一個下の男に告ったんだ。そしたらさ、ソイツ…その日のうちに部屋替えの申し入れしてさ…」

あの時に気付いたんだ。

男が男に惚れるってとこは、許されないことなんだ、って…

「その頃だったかな…、自分がゲイだってことに初めて気付いたのは…」

流石にショックだったけど…
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