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99.9%のDNA【気象系BL】

第11章 決断…


「本当に…いいのか?」

もし俺達の関係を二人が認めてくれなかったら…

俺は良い…、一人になることは慣れてるから…

でも潤は違う。

ずっと愛情に包まれてぬくぬくと育って来た潤は、一人になることの怖さをまだ知らない。

だから俺は再度確認のつもりで聞くんだ…

「後悔…しないのか?」ってね。

後々母さんを恋しがって泣くくらいなら、カミングアウトなんてしない方が良い。

でも潤は…

「しないよ…、後悔なんてしない。もし分かって貰えなくても…、例え親子の縁を切られたとしても…、俺は後悔しないよ?」

徐に身体を起したかと思うと、俺の首に両腕を巻き付けて…

「だって兄ちゃ…、和は俺から離れたりしないでしょ?」

俺の唇に自分の唇を重ね、その柔らかさを楽しむ間もなく舌先を突き入れてくる。

手先の不器用さに反して器用な潤の舌先は、俺の口の中を満遍なく舐めると、突然のことに戸惑うばかりで、応戦出来ずにいる俺の舌先を絡め取った。

そして俺の首に絡んでいた手が滑り、何も隠す物のない俺の中心をスルリと撫でるから、思わず潤の手を掴んだ。

「ん…、じゅ…、まだ話終わってない…だろ…」

「だって俺…」

キスだけですっかり熱を帯びた潤が、視線を下へと向ける。

ああ、なるほどね(笑)
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