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99.9%のDNA【気象系BL】

第9章 家族旅行…


俺は身体を和にピタリと擦り寄せると、首筋に巻き付いた和の手を取り、浴衣の上からでも分かる程膨れた中心へと導いた。

「お前…、ガチガチじゃん(笑)」

「そうだよ…、悪い?」

和のこと考えただけで、こうなっちゃうんだから仕方ないじゃんか…

「ねぇ、触ってくれるんでしょ? 早くさわ…、あっ…んんっ…」

和の手が俺の中心を、布越しにギュッと握り込む。

予想外のことに、瞬間俺の身体がビクンと跳ね上がり、塞ぎ損ねた口からは、思いがけず大きな声が零れた。

「バカ…、声デカいって…。聞こえちまうだろ?」

分かってるよ…、壁一枚隔てた向こうには、母さんと親父さんがいるってことくらい。

それでも我慢出来ないんだから仕方ないじゃん…

「仕方ねぇなぁ…、ほらキスしててやるから…」

えっ…?

「お前の口さえ塞いどけば、声が漏れることないだろ?」

「そ、それは、そう…だけど…」

…って、躊躇う俺の唇を、和の唇が塞いだ。

浴衣の裾が捲られ、外気に晒された両足の間を、和の膝が割った。

えっ…、ちょっと待って…?

こんなの…、誰か来たら…絶体絶命だよ…

「んんっ…、んんんんっ…!」

…って、抗議したって無駄だよね…

藻掻く俺の声は、見事に和の口に飲み込まれて行った。
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