第1章 兄弟…
潤side
俺だけが裸なのが悔しくて、俺は身体を起こして和のパンツのチャックを下ろした。
前を開くと、ソコはもうじんわりと濡れていて、下着に染みを作っていた。
ゆっくり下着をズラすと、反り勃った和の中心がブルンと顔を出した。
「和のも嬉しくて泣いてるの?」
溢れ出る蜜を絡めながら根本から尖端まで撫で上げた。
「あ、おま…っ、それ、ダメ…だって…」
和の手が俺の手を掴んだ。
そのまま俺の身体は再び押し倒された…けど、
「和、ベッド、行こ? 背中、痛い…」
「ん? あ、あぁ、そうだよな…」
和の手が俺の手を引いた。
そのままグイッと引き起こされると、俺は和の胸にスッポリと抱き込まれた。
「ねぇ、抱っこしてよ?」
胸に埋めた顔を少しだけ上向かせ、上目遣いで和を見上げた。
「はぁ? 俺よりデカイくせに…お前が俺抱っこしろよ?」
真っ赤な顔でニヤリと笑う和の視線が俺を見下ろした。
「兄ちゃんのくせに、ケチ」
膨れる俺は、腹の辺りでユラユラ揺れる和の中心にそっと手を伸ばし、そこをギュッと握りこんだ。
「ウォッ…!」
和が変な声を上げ、驚いて腰が引けた隙に、俺は和の腕をスルリと抜け出した。
でも、上手く身体に力が入らなくて、四つん這いの状態になった俺の腰は、和の両手に捕まってしまった。