第1章 兄弟…
和也side
初めて触れた潤の中心はとても熱くて、視線の先の潤と同じように涙を流していた。
「なに泣いてんの?」
「泣いて…ない…も…ん…ぁ…」
強がりを言うけど、握り込んだ手で擦ってやると、途端に甘い吐息が零れ出した。
「あっ…ん…やぁ…ん…ね、和…の…も…」
潤の手が俺の中心に伸びて、ソコをギュッと握り込んだ。
「えっ、ちょ…待て…って…」
焦る俺を、潤が頬を上気させて見上げる。
「和…のも…勃ってる…」
あぁ、そうだよ。
なんか分かんねぇけどさ、勃ってんだよ、俺の…
「見せて、和の…」
俺のを撫でながら潤が強請る。
「バカ、お前が弟なんだから、先に見せろや」
俺は潤のスウェットから手を引き抜くと、そのまま下着ごと一気にスウェットを抜き取った。
「あ、やだっ…」
恥ずかしそうにソコを手で隠すけど…今更じゃね?
「隠すなって?」
俺はゆっくり潤の手をソコから剥がした。
すっかり上向きになった尖端からは、トロトロと綺麗な涙が溢れてて、まるで俺を誘ってるみたいにも見える。
「和も…和も脱いでよ、俺ばっかは…やだ…」
潤が身体を起こし、俺のパンツのチャックを下ろした。