• テキストサイズ

99.9%のDNA【気象系BL】

第8章 秘密…


マンションを出発して、凡そ30分後…

「着いたよ」

車が停まったのは、ちょっと小洒落たビルの地下駐車場で…ってか、このビルってもしかして…

「な、なぁ…、確認…なんだけどさ、ここって所謂…?」

ラブホってやつ…だよな?

「違うよ、ラブほじゃなくて、今はファッションホテルっていうの」

不満そうに唇を尖らせるけど…どっちも使用目的は同じだろ?

しかもさ、見間違えじゃなければ、“近日オープン”のノボリが立ってたような…

「行こうか…」

ジャケットを手に、スマートに車を降りる潤。

それに反して俺はと言うと…

「いやいや、ちょっと待てって…。俺に分かるように説明してくんない?」

未だ状況が把握出来ず、せっかく潤がドアを開けてくれたって言うのに、車から降りることすら出来ない。

「うーんとさ、ちゃんと説明するから、とりあえず着いてきてくれる?」

はあ…、仕方ねぇな…

ここまで来て、今更帰るとも言えないし、何よりこの下半身の疼きをどうにか出来るなら…

「分かったよ。但し、ちゃんと説明しろよ? 約束だかんな?」

「うん、約束する。だから、早く♪」

「お、お、お、おぅ…」

パリッとキメた見た目から繰り出される天使のような笑顔に、俺の心臓がぶち抜かれる…つか、下半身ヤバイって(笑)
/ 206ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp