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99.9%のDNA【気象系BL】

第8章 秘密…


と、思ったのも束の間…

毎日のように届く潤宛の小包に、不安が募っていく。

まさか潤の奴、おかしなこと考えてんじゃねぇだろうな…

だってあの時そう気にもしなかったけど、今思い起こせば、チラッと見ただけだけどあの紫色のボトルには、確かに”媚薬入り”って書いてあった。

ってことはやっぱりそういうこと、なのか…?

こりゃ益々後から送られてきた荷物の中身が気になってくる。

かと言って、泥棒宜しくこっそり…、なんてこともしたくない。

ってなわけで、晩飯を終え、リビングのソファでーで寛ぐ潤に向かって、

「なあ、ちょっと聞きたいことあんだけど…」

と、切り出した。

「ん、何?」

雑誌のページをペラペラと捲りながら、目線だけを俺に向ける。

「最近さ、やたらお前んとこに荷物届いてるけと、あれ何?」

「ああ、アレ? アレは…秘密」

ひ、秘密って…、んな笑顔で言われたらさ、余計気になんじゃんか…

しかも顔赤くなってる気ぃするし…

「俺に見せれない物なのかよ…」

「別にそうじゃないけどさ、一応仕事関係の物だからさ…」

ふーん…、なるほどね…

仕事を理由に誤魔化すって、案外潤も狡いとこあんじゃん。

までも、潤がそう言うなら、俺も信じてやるか。

なんたって可愛い”弟”だからな。

その代わり、

「こっち来いよ」

今夜は寝かしてやんねぇから、覚悟しとけよ?
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