第17章 クリスマス
『ふふ、私のも届いてるかしら?気に入ってくれてると嬉しいわ』
私からは、ハリーとロンには魔法のお菓子を山盛りにハーマイオニーには悪魔の罠について書いてある本をセブルスとミネルバには羽ペンとインクをクレアとエイミーとミアにはお揃いのストラップをセドリックとジョージとフレッドやウィーズリーのみんなには手作りのお菓子を、ドラコには手作りのお菓子と肌触りのいいタオルを添えて送った。そのあとはリビングに行くことにした。
『お父さま、お母さまおはよう!』
「おはよう、これは私たちからだよ」
包み紙を丁寧に剥がすと中には、可愛い手袋とネックレスが入っていた。
『可愛いわ!ありがとう、お父さまお母さま』
にっこり笑って私がお礼を言うと、お母さまがネックレスを手に取り私の後ろにまわる。
『ユウミ、これは私とルイスで保護の魔法をかけたものよ。だから大切にいつも身につけていてくれると嬉しいわ』
その言葉にネックレスをぎゅっと握った。お父さまとお母さまの思いが伝わる気がする。
『ありがとう、お父さまお母さま。これはずっと身に付けているわ』
にっこりと笑うお父さまとお母さま。朝から幸せな気持ちが溢れた。その日は家族みんなで過ごして夜には七面鳥を食べたりと豪華な食事を食べた。改めて、このお父さまとお母さまの元に生まれてとても幸せだと実感した。
『明日からはまたホグワーツだわ。クレアにミアにエイミーに、みんな元気かしら?会えるの楽しみだわ』
あれから日にちが経ち、もう明日はホグワーツに戻る日である。またみんなと会うのが楽しみな反面、お父さまやお母さま,ディニーと離れるのはとても不安だ。そんなことを考えながら、その日は眠りについた。
『お父さま、お母さまおはよう』
「「おはよう、ユウミ」」
2人と挨拶を交わして、さっそくキングスクロス駅にディニーの魔法を使い向かう。今回は壁を通らずに汽車のすぐのところに来た。適当にコンパートメントを取ってお父さまとお母さまとディニーとハグを交わして、お別れをしたのだった。