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愛される少女【HP】

第17章 クリスマス


いよいよクリスマス休暇になった。私はクレアやミア,エイミーと部屋を出て、学校に残ることになったハリーやウィーズリー家のみんなに挨拶をしてから、ホグズミード駅に向かった。汽車に乗り込み、空いているコンパートメントに入って各々自由な時間を過ごしていたが、しばらくしてお手洗いに行こうとみんなに声をかけて出てきた。用を済ましたので、コンパートメントに戻っている途中でハーマイオニーに会った。

『ハーマイオニー、どうしたの?』

「ハリーとロンと話しすぎたみたいで、空いているコンパートメントがないのよ」

とても困っているようだったので、私のコンパートメントが空いていたのを思い出して誘うことにした。

『私ルームメイトと乗っているんだけど、ハーマイオニーも入れると思うわ。どうかしら?』

「助かるわ、でも大丈夫かしら?」

『えぇ、大丈夫よ。行きましょう』

笑顔になってくれたハーマイオニーだったが、すぐに不安そうな表情になったので、笑って安心させてコンパートメントに戻った。ハーマイオニーに待ってもらって、コンパートメントに先に入った。

「ユウミ、おかえり」

『ありがとう。みんな、そこで友達に会ってコンパートメントが空いてなくて困ってるみたいなの。入ってもらっていいかしら?』

3人ともすぐに了承してくれたのでハーマイオニーに中に入ってもらい、荷物を上げてから席についた。

『私の友達の、ハーマイオニー・グレンジャーよ。ハーマイオニーさっき話した通りルームメイトで友達の左から、ミア・ホーキンス,エイミー・ハーストで、私の隣に座っているのがクレア・ウィシャートよ』

みんなハーマイオニーと握手をして、それから話を始めたので良かったと思いながら私も話に加わることにしたのだった。

「ユウミ、ユウミ!」

私の名前が聞こえてきて、軽く揺さぶられる感覚に目を開けるとクレアがしているみたいだった。

『私、いつのまにか寝ちゃったのね』

周りを見渡してから状況を確認してびっくりしていると、エイミーが言った。

「静かだな〜と思って見てみたら寝ていたから、びっくりした〜」

『そうなのね、ごめんなさい』

「ユウミ、そろそろ着くから着替えた方がいいわ」

みんなに謝ると、謝る必要ないよと言われたので安心していたが、クレアの言葉に慌てて着替えた。

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