第9章 喧嘩とそのあと
ミアはハッとしてから、顔を青くさせた。
『どうしたの?』
「私、あの2人にとても酷いことを言ったわ。許してくれるわけないわ、どうしましょう」
さらに顔を青くさせて、俯いてしまったので安心させるように笑って言った。
『たぶん大丈夫よ。そうでしょう、クレアにエイミー?』
私がそう問いかけると物陰からクレアが申し訳なさそうにエイミーは普通に出てきた。ミアは驚きのあまりになにも発することが出来ないみたいだ。
『私が来て少ししてからいたわ、話聞いてたわよね?』
2人に確認のため聞くと頷いた。すると
「ごめんなさい!私、2人にとても酷いことを言ったわ。本当にごめんなさい」
頭をバッと下げてミアは2人に謝った。2人は顔を見合わせてから順番に言った。
「事情があったんだもの。もういいわ?これから仲良くしてくれると嬉しいな」
「気にしてないよ〜お菓子くれたら許す〜」
クレアはにこやかに笑って、エイミーは現金なことを言っていた。
「もちろんよ。お詫びにお菓子を受け取ってちょうだい。本当にありがとう」
ミアはとても綺麗に笑ったのだった。
『2人はどうして来たの?』
私が疑問を問いかけるとエイミーが答えてくれた。
「クレアが〜ユウミとミアがいないって騒ぐから〜探しに来たんだよ〜」
『ふふ、エイミーもよね?起きるの苦手なのにもう起きてたんだもの』
そこで4人で顔を見合わせてから笑った。そこからは4人で大広間に向かいご飯を食べて、授業を受けたのだった。