• テキストサイズ

愛される少女【HP】

第9章 喧嘩とそのあと


ミアはハッとしてから、顔を青くさせた。

『どうしたの?』

「私、あの2人にとても酷いことを言ったわ。許してくれるわけないわ、どうしましょう」

さらに顔を青くさせて、俯いてしまったので安心させるように笑って言った。

『たぶん大丈夫よ。そうでしょう、クレアにエイミー?』

私がそう問いかけると物陰からクレアが申し訳なさそうにエイミーは普通に出てきた。ミアは驚きのあまりになにも発することが出来ないみたいだ。

『私が来て少ししてからいたわ、話聞いてたわよね?』

2人に確認のため聞くと頷いた。すると

「ごめんなさい!私、2人にとても酷いことを言ったわ。本当にごめんなさい」

頭をバッと下げてミアは2人に謝った。2人は顔を見合わせてから順番に言った。

「事情があったんだもの。もういいわ?これから仲良くしてくれると嬉しいな」

「気にしてないよ〜お菓子くれたら許す〜」

クレアはにこやかに笑って、エイミーは現金なことを言っていた。

「もちろんよ。お詫びにお菓子を受け取ってちょうだい。本当にありがとう」

ミアはとても綺麗に笑ったのだった。

『2人はどうして来たの?』

私が疑問を問いかけるとエイミーが答えてくれた。

「クレアが〜ユウミとミアがいないって騒ぐから〜探しに来たんだよ〜」

『ふふ、エイミーもよね?起きるの苦手なのにもう起きてたんだもの』

そこで4人で顔を見合わせてから笑った。そこからは4人で大広間に向かいご飯を食べて、授業を受けたのだった。

/ 559ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp