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愛される少女【HP】

第37章 親子


その後はまた私達家族とミアの家族で談笑をして、楽しく過ごしたのだった。もちろん夕食も食べていってもらい、クリスマスらしくとても豪華でお腹がパンパンに膨らむまで食べた。

『ミア』

「ユウミ、今日は本当にありがとう。パパともわかりあえて良かったわ」

『いいえ』

そろそろ帰ることになったとき、私はミアに声をかける。明るい表情のミアはにっこりと微笑んだ。呼び方も元に戻っている。私はそんなミアに内緒話をするようにこう言った。

『さっき、あなたのお父さまは言わなかったけれど...。あなたのお父さま、パーティーであなたとあなたのお母さまが悪く言われるのが嫌で頑張ってたみたいよ?私のお父さまが言っていたわ』

「...パパ」

ミアは感動したようにミアのお父さまを見つめた。

『良かったわね』

「ミア、そろそろ行くよ」

私とミアのお父さま,お母さまも挨拶が終わったみたいで、ミアがミアのお父さまに呼ばれる。

「今日はありがとうございました、色々と迷惑を...」

「いえいえ」

ミアのお父さまの言葉に、お父さまが首を振って否定する。

「これからもこの子をよろしくね」

ミアのお母さまが私に向かってそう言う。

『はい、もちろんです』

にっこり笑って頷く。

『ミア、また休暇明けね!』

「えぇそうね!」

ハグをしてから笑顔で言い合い、ミア達は帰っていった。

『お父さま、お母さま、今日はありがとう!ミアもとても喜んでいたわ』

「良かったわね」

3人で微笑みあう。私はミアの心が晴れたことをとても嬉しく思ったのだった。

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