第3章 新しい世界
そのあとは3人で席につき、談笑をしながら朝ごはんを食べた。しばらくして部屋に戻り、ソファに座りながら本を読んでいると、キィとドアが開く音がしてそちらを向くと、ディニーがいた。
「お嬢様!お手紙が届いたのでございます!」
その言葉にハッとして、本を置き手紙を読むと正真正銘あの、ホグワーツからだった。
『ディニー、ホグワーツからの手紙よ!お父さまとお母さまにお知らせしなくては、どこにいるかわかるかしら?』
「ご主人様と奥様は、まだリビングにいましたのでございます!」
興奮しながら聞いたディニーの答えに、いてもたってもいられず、走ってリビングに向かった。
『お父さま、お母さま!ホグワーツから手紙が届いたわ!』
急いで向かったリビングのドアを開け、興奮冷めやらぬうちに報告すると、二人とも最初は慌ただしさに驚いていたが、とても嬉しそうに笑ってこちらに近づいてきてくれた。
「「おめでとう、ユウミ」」
「でもユウミ、走ってはだめよ?あなたになにかあったら私たちとても悲しいわ」
二人から抱き締められながら、この喜びの余韻に浸っていたが、お母さまから少し怒られてしまうのであった。