第9章 お手紙
『ここか…』
若葉は扉を開けた
『失礼しま~す…』
友也「あ…!若葉先輩!」
『真白くん!』
創「白雪先輩!」
『紫之くん!』
若葉を見ると2人は嬉しそうに駆け寄ってきた
友也「にーちゃんが言ってたのって若葉先輩だったんですね!」
なずな「そうだぞ!若葉の下駄箱に手紙を入れておいたんだ!」
『仁兎先輩だったんですね、手紙入れたのって』
なずな「え?名前書いてあったろ?」
『いえ。どこにも』
なずな「な…」
『ほら』
若葉はなずなに手紙を見せた
そこには名前はどこにもない
なずな「ご、ごめん若葉!!書いたと思ったんら~!!」
『い、いえ!いいんです!全然大丈夫ですから!』
創「にーちゃんらしいですね」
友也「あれ?光は?」
創「そういえばいないです…」
友也「俺、探してきますね」
なずな「友ちん、お願いな」
友也「はい!」
友也は防音室を出て行った
『あの、なずな先輩、何で僕を?』
なずな「あ、それはな?マコちんと忍ちんから聞いたんだ。若葉のプロデュースはすごいって!だから俺たちも見て欲しくて…」
『そうだったんですね。そういうことならいつでも承りますよ!』
なずな「ありがとうな!」
創「白雪先輩との練習楽しみです!」
『うん、僕も!』
友也「光見つけてきました」
なずな「おかえり、友ちん」
「えへへ、走ってたら椚センセに見つかって怒られてたんだぜ!」
友也「だから院内では走るなって言ってるのに…」
「気をつけるんだぜ~!…って誰なんだぜ?」