第9章 お手紙
スバル《若葉朝から顔色悪くてさ~…。たぶん保健室じゃないかな?》
嵐《あらァ?凛月ちゃんならさっき血の匂いがする~って言って出て行ったわよ?》
真緒「って言ってたからさ」
『なるほど…』
凛月「やだー…。コヨミの血ぃ吸う…」
『わわわわ!!ちょっ…!!』
凛月は若葉の制服のボタンを外していく
真緒「おい凛月…///!!」
真緒が必死に止めてくれたおかげで何とか脱がされずに済んだ
『もう、誰かに見られたらどうするの…』
凛月「聞こえなーい」
真緒「学院で脱がせんのやめろっての」
3人は保健室を出て歩き出した
―――翌日―――
『ん?』
下駄箱から靴を出そうと開けると手紙が入っていた
『手紙…?』
《放課後、第一防音室に来てください。》
『第一防音室…』
直接言えばいいのに
『まぁいいか。行けばわかるし』
若葉は手紙をカバンにしまって教室へ向かった
真「おはよう若葉くん!今日は顔色大分いいね!」
『おはよう!うん、昨日よりいいよ。心配かけてごめんね』
真「ううん、元気そうでよかった!若葉くんは元気でなくちゃ!」
『ありがとう!!』
真「(いい笑顔だなぁ…)」
スバル「若葉復活~!」
『うん!もう大丈夫!』
若干の痛みがあるが授業中に悪化することもなく乗り切れた
『(さて…第一防音室に行くか…)』
スバル「若葉!今日俺たちのユニット練見てよ~!」
『あ、ごめん…。今日は先約がいるんだ!』
スバル「え~…!」
真「仕方ないよ~」
北斗「また今度頼む」
『うん!もちろん!』