第9章 お手紙
若葉は泣きそうな顔をしている司の口元にアメを近づけた
そして口の中にアメを放り込んだ
司「!!」
司は驚きながらも幸せそうな顔をした
『(いい笑顔だなぁ…)』
凛月「若葉~……膝枕~…」
『練習するんじゃないの~?』
嵐「そうよ凛月ちゃん。今日はそのために来てもらったんだから」
凛月「え~……」
泉「ていうか大丈夫なわけぇ?そんな新人に俺たちのプロデュースなんてできるわけぇ?」
嵐「大丈夫よォ♪若葉ちゃん見る目あるんだからァ♪」
泉「ふーん?」
凛月「若葉は昔アイ…」
『りっちゃんっ!』
若葉は凛月の口を塞いだ
凛月「んぐっ」
『さぁ、練習しよ!』
泉「………」
泉は若葉を見つめていた
~♪~♪~♪~
『はい、一旦休憩しましょう』
音を止めてみんなにドリンクを渡す
泉「ねぇ、スポーツドリンクじゃなく…」
『はい、水ですよね。ありますよ』
泉「…!」
泉は若葉はペットボトルを受け取った
泉「何で俺が水飲むって知ってんのぉ?」
『(ギクッ)』
昔から知ってるからそのまま渡してしまった…
『あ、えと、聞いたんです。スポドリはカロリーが高いから瀬名先輩は飲まないって…』
泉「へぇ?誰から?」
『え、えっと…』
嵐「アタシが教えてあげたのよォ♪」
嵐が若葉に抱きついた
嵐「泉ちゃんはカロリーを気にしてスポドリ飲まないのよ~って♪」
『(お姉ちゃん…!)』
嵐は若葉に向かって小さくウインクした
『(ありがとう~…!)』
泉「あっそ」
『(あ、危なかった…)』
泉さんカンがいいから気をつけなきゃ…