第9章 お手紙
『守沢先輩!!』
若葉は3年生の教室に来た
千秋「白雪?どうしたんだ?ずぶ濡れじゃないか!」
千秋は持っていたタオルで若葉の頭を拭いた
『あ、忘れてた…あはは…。あのっ!』
若葉はイベントのことを千秋に話した
千秋「そんな大役を流星隊に…?」
『はい!地域のお祭りなので子供やお年寄りも多いんです。なのでヒーローユニットの流星隊にお願いしたいんです』
千秋「そうか。わかった。ならば我ら流星隊が受けようではないか!」
『本当ですか!?ありがとうございます!』
若葉は目を輝かせて頭を下げた
千秋「そんなに嬉しいのか?よしよし、抱きしめてやろう…☆」
『わぁっ…!濡れますよぉ~!』
千秋は若葉を抱きしめた
「げ、何してんのもりっち…」
千秋「お、羽風!」
『…?』
千秋の腕の隙間から覗くと1人の男子が
『あの…?』
千秋「白雪は羽風に会うのは初めてか?」
『はい』
千秋「こいつは羽風だ!俺と同じクラスメイトだぞ!」
薫「きみがウワサの転校生?」
『ウワサ…?は知りませんけど…転校生の白雪若葉です。よろしくお願いします』
薫「ふぅん…」
『???』
薫「可愛い顔してるねぇ。これで女の子だったらなぁ…」
『え…』
千秋「羽風は女の子が大好きだもんな!」
薫「ま、よろしくね~。頑張ってね~」
薫は手をひらひらさせて教室の中へ入って行った
『あ、そうだ。このイベントのことで流星隊のみんなと打ち合わせをしたいんですけど大丈夫ですか?』
千秋「あぁ!今日も流星隊の練習はあるからな!そのときにでも話そう!」
『はい!ありがとうございます!じゃあまた放課後に!』
千秋「あぁ!」
若葉は教室へ戻った