第8章 流星隊
コヨミは真緒を自宅の中に入れた
凛月「おかえり~」
『ただいま、りっちゃん』
凛月「………」
ギュ…
凛月はコヨミに抱きついた
『りっちゃん…!?』
ガブッ
『った…!!』
真緒「凛月!?」
凛月はコヨミの首に噛み付いた
凛月「……味がしない」
『…?』
凛月「コヨミ…最近何も食べてないでしょ」
『え…っ』
凛月「いつも甘くて…近くにいるだけでも甘い匂いがしてたのに…最近全然しないんだよねぇ…」
『食欲…なくて…』
真緒「コヨミ…」
ご飯を食べながら2人にお兄ちゃんのことを話した
真緒「まさか…コヨミの兄貴が…」
凛月「しつこいね~…」
『それで…いろいろ考えてたら…眠れなくなっちゃって…』
真緒「ったく、早く言えよ、そういうことは」
凛月「ホントホント」
『ごめんね…。また迷惑かけたら…って思うと…言えなかったんだ』
真緒「迷惑じゃねぇよ」
凛月「コヨミのお願いなら喜んで~♪」
『2人とも…』
2人に話したことで少しだけ落ち着いた
そして明日も学校なのに泊まってくれることに
『ごめんね…泊まりまで…』
真緒「謝んなくていいって!コヨミの家居心地いいしな」
凛月「うんうん。そうだよねぇ」
そして電気を消して布団に入る
目を閉じるがやっぱり眠気はこない
まーくんとりっちゃんは寝息を立てている
『………』
コヨミは起き上がってベランダに座った
『(昨日も一昨日も…寝れなくてこうしてたな…)』
膝を抱えて目を閉じた
凛月「眠れないの?」
『!!…りっちゃん…』
凛月「たぶん寝れてないんだろうなーって思ったから今日来たんだ~…」
『あはは…そんなことまで…』
凛月「当たり前だよ~…。コヨミとまーくんのことなら何でもわかるよ」
『そっか…』