第8章 流星隊
4人は並んで曲に合わせて踊りだす
~♪~♪~♪~―――
『うん!みんな前よりよくなってるよ!でも最初のサビのステップがちょっと違うよ。ここはこう!』
若葉は皆の前で踊って見せた
スバル「おぉ~!」
北斗「なるほど…」
『うん、あとは楽しんでやること!』
北斗「楽しんで…」
『うん。アイドルだもん。自分も、そしてお客さんもみんなで一体になって楽しまないとね!』
真「みんなで…」
『そう。アイドルってそういうものだよ』
スバル「よ~し!もう一回やろう!」
北斗「あぁ」
真「うん!」
真緒「じゃあまた頭からな!」
若葉は4人のレッスンの様子を見ていた
『(私も昔は…純粋に歌や踊りを楽しんでたな…)』
そしてレッスンが終わり、みんなで家に帰る
スバル「じゃあねサリー!若葉!」
真「また明日ね~!」
北斗「気をつけろよ」
真緒「おう!」
『じゃあね~!』
3人と分かれ、真緒と帰る
真緒「お前…すごい体調悪そうだけど大丈夫か?」
『えっ…あ、うん…大丈夫…』
真緒「嘘つけ。大丈夫じゃないだろ…」
『…………』
真緒「何があった?」
『それは…』
若葉は目を逸らした
真緒「俺じゃ…頼りねぇか?」
『ちがっ…』
否定しようと振り向いた
『…っ』
真緒「コヨミ」
『は、はい…』
真緒「お前いつも1人で考え込んで解決しようとするんだ…。たまには頼ってくれよ…」
真緒はコヨミの額に自分の額を合わせた
『まーくん…』
真緒「お前の苦しんでる姿…もう見たくねぇんだよ…」
『…………』