第8章 流星隊
―――翌日―――
『おはよ~…』
スバル「若葉おは…って、めっちゃ顔色悪いよ!?」
真「ホントだ!!大丈夫!?」
『あ、全然へーき。気にしないで~』
北斗「そう言うわけには…」
『ホントに大丈夫だよ?そんなにひどいかなぁ…あはは』
笑いながら席についた
アドニス「ちゃんと食っているのか」
颯馬「若葉殿、よかったら我の弁当を…」
『ありがとう2人とも。でも大丈夫だよ、ちゃんと食べてるから』
ごめん、嘘
ご飯も睡眠も…いつもより全然とれてない…
どうしちゃったんだろう…私の体…
移動教室のため、教科書を持って教室を出た
ドンッ
嵐「あらァ、若葉ちゃん!ごめんなさいね、ぶつかっちゃって…」
『あ、ううん、こっちこそごめんなさい…』
嵐「若葉ちゃん顔色悪いわよォ?大丈夫なの?」
『うん、大丈夫だよ』
嵐「ホントかしら?昔からそうやって1人で無茶しちゃうんだから…」
『あ、あはは…』
嵐「笑い事じゃないのよォ?」
『うん、そうだね。ありがとう、心配してくれて。じゃあ僕移動教室だから!』
若葉は手を振って嵐と分かれた
嵐「もう…ホント心配だわァ…。また…いなくならないでね…」
嵐の声は誰にも聞こえることなく消えた
そして何事もなく授業は進み、放課後へ
『(ふぅ…今日はまーくんたちトリスタのレッスンを見に行かなきゃいけない日だね…)』
北斗「本当に大丈夫なのか?」
『ひゃあ!!』
いきなり背後から声をかけられて驚きの声を上げた
『び、びっくりしたぁ…!!』
北斗「す、すまない…」
『ううん、大丈夫だよ。ユニット練習行こうか』
北斗「体調が悪いなら帰っても…」
『大丈夫だよ。本当に。みんなが言うほどひどくないの』
北斗「……………」
そして2人でレッスン室へ向かった
『お待たせ~』
スバル「若葉!大丈夫なの?」
『うん、大丈夫だよ。ありがとうね』
真「無理はしないでね?」
『うん!ストレッチは終わってる?』
真緒「あぁ」
『それじゃあこの前の曲で最初から踊ってみようか』