第6章 お姉ちゃん
真緒「そんなの気にすんなよ。俺らの仲だろ?」
凛月「そうそう~」
『ふふ、ありがと。今度何かお礼させてね』
凛月「お礼ならもうもらったけど」
真緒「まぁ…だな」
『え?いつ?』
凛月「ね~♪」
『???』
凛月「(コヨミからチューしてくれたし…♪)」
真緒「(寝てるときに内緒で寝顔撮ったーなんて言えねぇ…)」
『ねぇ…!』
真緒「早く飯食おうぜ!」
『ちょっとぉ…!』
2人イスに座ってご飯を食べ始めた
『んもぉ…』
頬を膨らませたが2人はお構いなしに食べていた
『(ま、いっか)』
そしてコヨミもご飯を食べ始めた
―――――
『(で…何でこうなったんだっけ…)』
確かに熱は下がって治ったように思うけど……
凛月がコヨミの膝枕で眠ってて身動きが取れない
真緒はコヨミの背中で本を読んでいた
『病み上がりに対して扱いひどいな』
真緒「また熱出したら看病してやるよ」
『……うん。お願い』
真緒「…珍しく素直っていうか…」
『風邪引いたときに誰かいるのってこんなに嬉しいんだなーって思ってさ』
真緒「コヨミ…」
『昔は…風邪ひいてもお仕事しなきゃだったし。お母さんも…』
真緒「今は俺たちがいるだろ。昔みたいに我慢しなくていいんだからさ」
真緒はコヨミの頭を撫でた
『うんっ…♪』
ギュッ
『ひゃっ!』
凛月「俺もいるよぉ~」
コヨミの腰に抱きついて見上げる凛月
『うん、そうだね。ありがと』
コヨミは凛月の頭を撫でた
凛月はネコのようにコヨミに擦り寄った
真緒「(凛月…ずるい…)」
『まーくん』
真緒「ん?」
ギュッ
真緒「!!」
『よしよし』
コヨミは真緒の頭を撫でた
真緒「な、何だよ…///」
『んー…何となく?』
真緒「何だよ~…」
凛月「まーくん嬉しそう…♪」
真緒「うっせ…///」
その後も3人で家でゴロゴロと休日を過ごした