第6章 お姉ちゃん
嵐「(な、な、何なのよォ…///!!あの顔は反則じゃない…///!!久しぶりに会ったと思ったらあんなに可愛くなっちゃって…)」
嵐はジャージを着替えるために更衣室へ向かって行った
嵐「(あれは…チサちゃんよねェ…。最初に抱きついたとき…男の子じゃないのはすぐにわかったわァ。でもチサちゃんとは断定できなかったのよねェ…)」
嵐は最初に抱きついた瞬間に若葉が女の子だということに気づいていた
しかし自分が会いたかった“チサ”だと断言はできなかった
しかし見ているうちに仕草や行動に少し“チサ”だと感じることが多くなっていた
嵐「(元気そうでなによりだけど…今まで音信不通だったのは見過ごせないけど…。お説教は治るまで待ってあげるわァ)」
嵐はジャージから制服に着替えて帰る準備をする
嵐「(にしても…あんまりに可愛すぎて…これから大変だわァ…)」
アドニス「鳴上、顔が赤いぞ。大丈夫か」
嵐「えっ!?だ、大丈夫よォ!」
光「嵐ちゃん先輩風邪なんだぜ!」
嵐「違うわよォ~!大丈夫だからっ!」
―――――
佐賀美「ほら、大丈夫か」
『あれ…じ…ん…?』
佐賀美「久々に高熱だしたなぁ、お前」
ガラガラガラッ!!
椚「コヨミが!!熱を!!出したと!!」
佐賀美「お前コヨミが関わってるとホント脅威的な行動力だよな。あとここでは若葉だぞ」
椚「大丈夫なのですか!」
佐賀美「あぁ。高熱だけど咳もないし、これで熱が下がれば大丈夫だろ」
椚「はぁ…そうですか…」
椚は若葉が眠っているベッドを見た
椚「新しいことばかりで疲れたんですね…」
佐賀美「ま、大丈夫だろ」
椚は安心したのか仕事に戻った
佐賀美「お前は…昔から人に好かれるなぁ…。いい意味でも…悪い意味でも…」
佐賀美は若葉の頭を撫でた
佐賀美「さて、衣更に言って来るか」
佐賀美は立ち上がって保健室を出た
そして数分後に扉が開く音が