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あんさんぶるスターズ!

第5章 新しいお友達




若葉はカバンを地面に置いて手を広げた

『僕が受け止めてあげる!』

「えええええっ!!そっ、そんな…!!」

『大丈夫!僕を信じて!』

「うぅ………い、行くでござる…!」

『うん!』

男の子は目をギュッと瞑って木から落ちた


ドサッ!!


『いたた…大丈夫??』

「こ、怖かったでござる…!」

男の子は若葉の上で今にも泣きそうな顔をしていた

『(何か…弟みたいな感じ…弟いないけど…)』

若葉は男の子の頭を優しく撫でた

『ふふふ、もう大丈夫だよ』

男の子はポカンとした顔で若葉を見つめた

「ああああ!!いつまでも乗っかってしまってごめんなさいいいいい!!」

『ううん、僕は大丈夫だよ。それより怪我はない?』

「拙者は大丈夫でござる!!」

『よかった…』

にこっと笑うと男の子は照れくさそうに顔を赤らめた

「拙者は仙石忍と申すでござる。助けてくれてありがとうでござる!えっと…」

『僕は白雪若葉。よろしくね…ってごめんなさい、いきなりタメ口で…』

忍「全然気にしてないでござるよ!むしろその方がいいでござる…!」

『…そう?じゃあそうしようかな』

そう言うと忍くんはにっこり笑った

『(可愛い…)』

忍「白雪殿は命の恩人でござる!白雪殿が困ったことがあったら拙者、力になるでござる!」

『!!…ありがとう、忍くん』

嬉しい反面、騙しているという罪悪感…

『(隠し通さなきゃ…頑張って…)』

忍くんと分かれて家路を歩く

『ふぅ…』

家に着いて鍵を出そうとした

しかし

『え…?何で電気ついてるの…』


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