第5章 新しいお友達
若葉は自分の衣服を持ってお手洗いへ向かう
そして扉を閉めて素早く着替える
『よしっと…誰もいないよね…』
若葉は周りを見てお手洗いを出た
スバル「あれ!どこ行ってたの~?」
『ちょっとお手洗いにね』
北斗「若葉、次の化学はペアになって実験があるそうだ。俺と組まないか?」
『うん、いいよ!』
そして次の授業が始まった
言っていた通り、ペアでの実験
北斗くんと同じ席に着き、準備をする
『準備できたよ。あとはこの用紙の通りに…』
北斗「あぁ。やはり若葉だと早く終わるな」
『ふふ、そう?』
北斗「あの2人と組むと終わらないからな」
『ふふ、でもそんな2人をまとめられるのって北斗くんしかいないよね』
北斗「そうか…?」
『うん。北斗くんとまーくんがいるから、スバルくんも真くんも自由にできるんだよ』
北斗「まー…?衣更のことか?」
『あ、うん。幼馴染なの。だからつい昔のあだ名で…』
北斗「そうだったのか」
実験はあっという間に終了
スバルくんと真くんのペアは騒がしくてまだ終わっていなかった
アドニスくんと神崎くんのペアは…神崎くんが刀を抜こうとしているのをアドニスくんがなだめていた
『(ホント面白いな…このクラス…)』
――――――
授業が終わって教室へ戻る途中
『(ん…?)』
奥まった場所にもう一つ教室がある
『ここは…?』
北斗「使われていない音楽室だ」
『へぇ…』
中にはピアノが1台置いてあるだけだった
スバル「若葉ー!ホッケ~!早くー!」
『あ、うん!』
若葉はその場を後にした