第4章 臨時メンバー
紅郎「そうか?」
『はいっ!本当に妹さんが着る前に僕が着てもいいんですか?』
紅郎「あぁ。問題ねぇ」
『わかりました!じゃあ着替えてきますね!』
若葉は服を持って更衣室へ
白いふわふわしたワンピース
可愛い髪飾りまで手作りだ
『すごいなぁ…今度教わろう』
服を着て更衣室を出る
『あの…こんな感じなんですけど…』
紅郎「…!!」
『やっぱり可愛いですねぇ~…。こんな可愛いお洋服作ってもらえるなんて羨ましいですよ~』
紅郎「あ、あぁ…」
『どうしました?』
紅郎「いや…似合い過ぎててびっくりしてな…」
『えっ…』
紅郎「あ、いや、女らしいとかそういうふうに言ったつもりじゃ…」
『…ありがとうございます。どんなお洋服でも、衣装でも、似合うって言ってもらえるのは嬉しいことです』
紅郎「珍しいな、お前」
『そうですか?』
紅郎「男なら「可愛いとか」女物の服着て「似合う」って言われたら普通は怒ったりすんだろ(仁兎とか)」
『うーん…僕はそんなに…それも個性ですから!(女だし…)』
紅郎「そうか。お前みたいなやつもいるんだな」
『えへへ』
紅郎「写真撮ってもいいか?」
『はい』
前と後ろと写真を撮る
紅郎「ありがとな。助かった」
『いえ、よかったです』
ガラッ!!
鉄虎「大将~!!」
紅郎「鉄…」
『南雲くん…』
鉄虎「!!!」
入り口で固まる鉄虎
『…?』
紅郎「どうした?」
鉄虎「き、綺麗ッス…」
『え…?』
鉄虎「あ、いや!綺麗な人ッスね…!」
『えーっと…』
紅郎「鉄…白雪だぞ」
鉄虎「………え?」
『僕ですよ。白雪若葉』
鉄虎「えええええええ!!?」
鬼龍が鉄虎に説明するとすぐに納得してくれた
鉄虎「にしても…ホントに綺麗ッス…」
『み、見過ぎですよ…南雲くん…』
鉄虎「いやぁ、大将の彼女さんかと思ったッス!」
紅郎「!!」
『そんなそんな…!!』
手をブンブン振って答えた
『きっと鬼龍先輩には素敵な人が現れますよ』
服を持って更衣室へ
『着替えてきますね!』
更衣室に入り、制服に着替える