第4章 臨時メンバー
スバル「おーい!何食べるか決まった~?」
『あ、ごめん、まだなんだ。すぐ決めちゃうね』
全部が美味しそうで迷ってしまう…
『うーん…』
嵐「あらァ?若葉ちゃん♪」
『あ、嵐お姉ちゃん!』
ニコッと振り返ると嵐は驚いていた
『?』
嵐「あら、ごめんなさい。つい…似ていたから」
『え…?』
嵐「そんなことより、ここで何してるのかしらァ?」
『うん、何食べようか悩んじゃって…』
嵐「全部美味しそうだものねェ♪アタシはこれなんて好きよォ」
嵐が指差したのはから揚げ定食デザート付き
『(相変わらずから揚げ好きなんだぁ…)』
嵐「ホントから揚げって何個食べても飽きないわァ…」
『美味しいよね!じゃあこれにしようかな♪』
嵐「フフフ♪美味しくってほっぺが落ちちゃうわよォ♪」
『うん!ありがとう!頼んでくる!』
若葉は食券を持って行ってしまった
嵐「ホントそっくりだわァ…チサちゃんに…」
『お待たせぇ…!』
スバル「お!遅いぞ~!」
『ごめんごめん、迷っちゃって』
真「お腹空いてると特に全部美味しそうに見えちゃうよねぇ」
『そうなんだよぉ~』
北斗「若葉は優柔不断なのか」
『そうなんだよぉ…直したいんだけどね…』
真「わかるなぁ…。ボクもいろいろ悩んじゃったりするんだよ~」
『ね~』
北斗「女子か」
4人で楽しくお昼を食べた後、教室へ戻る
そこでアドニスくんに先生が探していたと言われて職員室へ向かった
『失礼しまーす…』
陣「おー。来たかー」
『アドニスくんから聞きまして…。どうしたんですか?』
陣「ん?これ」
そう言って渡されたのは大量のプリント用紙
『お…も…っ』
陣「それ、あとで授業で使うから美術室持ってってくれるか?」
『こんなに…!?』
陣「頼んだぞ~」
ニヤニヤしながら手を振って若葉を見送っていた
『くぅ…』
いくら男子の格好をしてるからと言っても中身は女の子だぞ…
陣め…覚えとけよ…