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あんさんぶるスターズ!

第14章 対決




忍「これでござるよ!」

『え、いいの……!?』

忍「もちろん!…対決の話は1年生の間でも有名な話でござる!力になれるなら嬉しいでござるよ!」

『あ、ありがとう~……!』

忍は若葉の耳元に顔を近づけた

忍「ヒソッ)拙者はコヨミ殿のことを応援してるでござるよ…!!」

『忍くん…!』

忍「えへへ…!拙者の頑張れ~の力も込めてるでござるよ!ファイトでござる!」

『うんっ!ありがとう…!』

忍「うむ!」

若葉は衣装を受け取って自分の教室へ戻った



―――――



月日は流れていき

対決当日


『朝……』

学院へ行く支度をして家を出ようとドアノブを握った

『(手が…震えてる…)』

不安や恐怖、緊張が一気に襲いかかる

『ふぅ……』

ドアを開けて歩き出した



学院の前で足が止まる

『(やめたい……逃げたい……)』

真「おはよ、若葉くん」

『まこちゃん……おはよ』

真「…!顔色悪いよ…?大丈夫…?」

『大丈夫大丈夫…!』

真「(手が…震えてる…)」

『……っ』

真は若葉の手を握った

『まこ……』

真「…逃げてもいいと思う」

『え……?』

真「辛いなら…逃げてもいいと思うよ…!辛そうな顔…もう見たくないから…っ!」

『まこちゃん……』

自分より泣き出しそうな真の顔に胸が締め付けられた

『(こんな顔…させるなんて……)』


バチンッ!!


真「!」

若葉は真の手を離して自分の頬を叩いた

『ごめん!もうめそめそしない!』

真「え…?」

『まこちゃんに、そんな顔させたくない!』

真「白雪ちゃん…」

『怖いけど、苦しくなるけど、みんなが一緒に練習してくれたとき、楽しかった。だから、無駄にしたくない』

真「……大丈夫…?」

『うんっ!』

真「そっか。でもほっぺは叩いちゃダメだよ?痛いでしょ?」

『痛いくらいやらなきゃ気合い入らないよ?』

真「ダーメ。赤くなっちゃうでしょ?」

『はーい…』

真「林檎みたいで可愛いけどね」

『…!あ、ありがと……?』

真「……///」

『まこちゃんの方が赤くない?』

真「今見ないで……//」



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