第2章 転校初日
しばらく2人でいると真緒が来た
真緒「お待たせ…って凛月」
凛月「ふわぁ…遅かったねぇ」
『ここで待ってたらたまたまりっちゃんも帰るところだったの』
真緒「そか。んじゃあ帰るか!」
『うん』
他愛もない話をしながら家路に着く
実家に帰れば兄と母がいるが、そこにはいたくないので新しく陣が探してくれた部屋に引っ越していた
実家は真緒と凛月の家の近く
陣は真緒と凛月と幼馴染ということを知っているのである程度近くを探してくれていたらしい
歩いて苦ではない距離だ
『じゃあまた明日ね』
真緒「あれ、お前の家…」
『実家には帰りたくないの。別に部屋借りてるから』
凛月「じゃあ今は一人暮らしってことー?」
『そうなるね』
真緒「そういうことは早く言えよな。そこまで送る」
『え、大丈夫だよ…』
真緒「何かあったとき困るだろ。いいから」
凛月「そうそう」
『あ、ありがと…』
小さなアパートの一室
真緒「へぇ。そんな遠くなかったな」
凛月「それに静かだし…♪」
真緒「凛月お前…寝にくるつもりだな」
凛月「何のことかなぁ~♪」
『上がっていきなよ』
2人えお部屋に招きいれた
『ちょっと待ってね、今お茶入れるから…』
真緒「悪ぃな。手伝うか?」
『んーん、座っててー』
手際よく紅茶を注ぐ
『はい、お待たせ』
真緒「サンキュ」
凛月「コヨミの入れる紅茶久しぶり…♪」
真緒「お前コヨミの入れる紅茶好きだったよなぁ」
凛月「今も好きだよぉ…♪」
『ふふふ、よかった♪ゆっくりして行って。ちょっと着替えてくる』
真緒「ぶっ」
『…?』
凛月「まーくんてばやーらしー♪」
真緒「凛月…お前なぁ…」
『ほら、タオル』
真緒「サンキュ…」
『じゃあゆっくりしててね』
コヨミはその場を離れた
凛月「ふわぁ…居心地いいよねぇ…」
真緒「凛月、寝るなよぉ?」
『お待たせ。ご飯どーする?食べてく?』
「「…!!」」
そこに現れたのは長い髪を下ろしたエプロン姿のコヨミだった
凛月「コヨミ可愛い…♪」
『ありがと』
真緒「でも…」
凛月「俺食べるー♪」
真緒「お前なぁ…」