第10章 襲来
『じゃあ僕はこのポスターを掲示板に貼ってこないと』
若葉はポスターを持って教室を出た
『よいしょっと…ここら辺でいいかな…』
創「あ、白雪先輩」
友也「ホントだ」
『紫之くん、真白くん』
創「何してるんですか?」
『ポスターを貼ってたんです』
友也「何のポスターですか?」
『今度の流星隊のイベントで出店をやろうかと思って…そこで協力してくれる人を探してるんです。校内アルバイトみたいにちゃんと分け前もあるから…』
創「わぁ…!僕やりたいです!」
友也「俺もやりたいです!」
『ホント!?ありがとう!じゃあ名簿に名前を書いておくね』
創「はいっ」
友也「楽しみだな、創!」
創「うん、友也くん」
『(可愛いなぁ…)』
―――放課後―――
『よしっと…』
嵐「若葉ちゃん♪」
『お姉ちゃん!』
嵐「掲示板見たわよォ。ちょっと興味あって来ちゃったの♪」
『ホント?お姉ちゃんもやってくれるの?』
嵐「えぇ♪あと…ほら、大丈夫よォ。若葉ちゃん優しいから」
『…?』
嵐の後ろから少しだけ顔を覗かせた
『えっと…』
嵐「2人とも初めましてよねェ。この子はアタシと同じクラスの影片みかちゃんよォ。こっちは白雪若葉ちゃん」
『はじめまして。白雪若葉です』
みか「は…はじめまして…」
嵐「ほら、この子は大丈夫よ」
みか「でもなるちゃん…」
『わぁ…!オッドアイなんですね~…!』
みか「…!」
嵐「そうなのよォ」
みか「(気持ち悪がられる…!)」
『宝石みたいで綺麗ですね~…!』
みか「え…」
嵐「ほらァ、若葉ちゃんは綺麗って言ってくれたわよォ?」
みか「あ…ありがとう…///」
『??(何でお礼…?)』
嵐「みかちゃんと一緒に参加したいんだけど…」
『うん、わかった。他にはスバルくんと1年の紫之くんと真白くんがいて…』
嵐「あら、賑やかになりそうねェ♪」
みか「そ、そんなにおるん…!?」
『(人見知りなのかな…)』
嵐「大丈夫よォ」
『そうです。何かあったら僕が何とかします。手伝ってくれるって言うだけでもありがたいですから!』
みか「が…頑張る…」
『はいっ』
2人の名前を名簿に書き込んだ