第10章 襲来
『戻りました~』
千秋「おぉ!若葉!奏汰!」
忍「おかえりなさいでござる!」
『はい、これが深海先輩の衣装です』
奏汰「はーい」
そして奏汰の着替えが終わり、レッスンが始まった
『………はい、ストップ。休憩しましょうか』
鉄虎「ふぁぁぁぁ…」
忍「ひぃぃ…」
『あはは、疲れちゃった?』
忍「複雑な動きが自信ないでござる…」
『どこかわからないところあったなら教えるよ?』
忍「いいでござるか…?ここの…フリが…」
『あぁ、ここはね……』
翠「俺もいいッスか…?」
『もちろん!』
そして時間は過ぎ、窓の外では日が暮れていた
『今日はここまでにしましょうか。ミスもなくなってきて本番は大丈夫そうですね!』
千秋「若葉のおかげだな!!」
『いえ、そんなことは…。みなさんの努力の成果です。私はもう少しやることがあるのでここで失礼しますね』
鉄虎「まだ何かあるんスか?」
『うん。ちょっとね。ここの生徒もイベントの日に屋台出せないかなーって。校内アルバイトみたいにすれば、もっとここの生徒を知ってもらえるしね』
忍「いろいろ考えているんでござるな…」
『ふふ、そうだよ。なので僕はここで』
千秋「あぁ!今日もありがとうな!」
『いえ!ではまた!』
若葉は防音室を出た
『(つい昨日思いついたことだから…受理されるかわからないけど…やってみる価値はあると思う…)』
若葉は生徒会室に来た
コンコンッ
「入れ」
『失礼します』
真緒「若葉…!」
『あれ、まーくん…?』
真緒「何でここに…」
『ちょっと…見てもらいたい申請書があって…』
「衣更、知り合いか?」
真緒「あ、はい。幼馴染なんです」
「そうか」
『あ、自己紹介が遅れてしまってすみません。白雪若葉と申します』
「俺は蓮巳敬人だ。よろしく頼む。ところで申請書とは?」
『あ、はい、これです』
敬人「……今度のイベントか……アルバイト…?」