第10章 襲来
廊下にチャイムが鳴り響く
真「あ、早く戻らないと…」
真緒「真、お前何でここに来たんだ?」
真「佐賀美先生に用事があったんだけど昼休みに来るよ」
『大丈夫なの?』
真「特に重要な用事じゃないから大丈夫だよ!」
『それならいいんだけど…』
―――放課後―――
スバル「若葉、今日も流星隊の練習~?」
『うん!』
スバル「見に行っちゃおうかな~♪」
『きっと守沢先輩喜ぶと思うよ!』
スバル「ち~ちゃん先輩に喜ばれてもなぁ…」
『あはは…じゃあ行って来るね』
スバル「うん!」
みんなに手を振って教室を出た
コンコンッ
『失礼しまーす…』
忍「白雪殿!」
鉄虎「チーッス、若葉先輩!」
『その様子だとちゃんとストレッチは終わってるみたいだね』
千秋「あぁ!もう少しで本番だからな!みんなやる気で満ちているぞ…☆」
『それは素敵です!はい、これ衣装です。今日は実際に着てやってみましょうか』
千秋「ケガしたのか?その頬の…」
『大したことないので大丈夫です!それより深海先輩は…』
翠「そう言えば…」
『あはは…またみずあびですかね…』
千秋「今連れて…」
『あ、いえ、僕が行きます。みなさんは衣装に着替えていてください』
若葉は噴水へ向かった
『あ…いた。深海先輩っ』
奏汰「若葉~♪」
『もうみんな集合してますよ。今衣装に着替えてもらっています。早く行きましょう?』
奏汰「もうすこし~…」
『ダメですよ〜』
若葉は奏汰を噴水の縁に座らせた
『(冷たい…)』
奏汰「そのけが…どうしたんですか…?」
『ちょっと擦りむいただけですよ。それより、いくら水浴びが好きでも…こんなに冷たくなるまで入ってたらダメですよ…。風邪ひいちゃいます…』
若葉は持っていたタオルで奏汰の髪の毛を拭く
奏汰「若葉はあったかいですね~…」
『え…?』
奏汰「若葉のあったかさは…とってもきもちがいいです…♪」
『それはよかったです。でもまずはレッスンですよ?もう本番は近いんですから』
奏汰「はぁい…」
『ほら、行きますよ』
若葉が手を差し伸べると奏汰がその手を取った
そして流星隊のいる防音室へ向かった