• テキストサイズ

思ひ出結び【刀剣乱舞】

第1章 出逢い


「と、とりあえず、横になって!」


わけがわからないまま急いで布団を敷き、清光を寝かせた


しばらく清光は唸り続け、私はただ見守ることしかできなかったけど、いつしか彼は寝息を立て始めた







________________







清光が眠ってから数刻

2人きりの本丸は静まり返っていた




「…どういうことなんだろう。」


他の本丸でみた身なりに気を遣う加州清光とは程遠い見た目

それに加えてあやふやな記憶

審神者になったばかりなのに、分からないことばかりだ


唯一この状況で頼れる相手がいるとすれば、政府の人に呼ばれたときに会った___



「こんのすけ……どこにいるの…?」



この本丸に仕えてくれるという話だった小さな狐

本丸中を一通り探して回ったけどどういうわけか、その姿も見当たらない


謎は増えていくばかりのこの状況で、私にできることは…



「……そうだ!」



時折唸る清光の汗を手ぬぐいで拭ってあげながら、私はあることを思いついた
/ 127ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp