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妖譚 【夏目友人帳】

第3章 弍


西村「せっかくだし、ちょっと遠出したいよなぁ」

笹田「そうねぇ……近場ばっかりじゃつまんないし……」

うーん、どこがいいんだろ……この辺田舎で、これといって行く場所も……

田沼「そうだな……この辺だと、また釣りになりかねないし……」

「え、釣り……?」

西村「あぁ、小野は知らないのか。俺ら、結構釣り行くんだぜ!」

そうだったんだ……初耳だよ

北本「そうそう。意外と面白いんだよな、あれが。」

笹田「そんなのわざわざこのメンバーで行かなくったっていいじゃない! なんかこう、もっとみんなで楽しめそうな……」

多軌「みんなで楽しめる……か……」

田沼「意外と難しいなぁ……」

夏目「そうだな……みんなで、なんて、俺には分かんないしな……」

北本「確かになぁ。子供の頃は、みんなで鬼ごっことかかくれんぼとかしに公園行ったりもしたけど……」
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