第4章 危機感 ☆
石切丸「こっちは……どうなってるかな」
胸に触れていた手が今度は腹から下へと滑らしていく。
まさか、と感じても石切丸さんの指は足の付け根までいったところで止まってしまう。
石切丸「主……どうしてほしい?」
「え……」
石切丸「君がやめてほしいというのなら、ここでやめるよ。だけど続けてほしいというなら……わかるね?」
私の返答を待っているというように見つめられ私は迷った。
彼とは知り合ったばかりの人で、何より神様である石切丸さんとそういうことをするのはいけないことなのではないだろうか。
あの人からはなにも聞いてない。
それはつまり危険はないのかもしれない……なら、私は……
「つ、づけてほし…です」
石切丸「ん?聞こえないな……主、もう一度、言ってくれるかい。今度はちゃんと私にわかるように」
「っ……石切丸さんと、続き……したいです」
石切丸「良くできたね」
ぽんぽんと頭を撫でられると、安心する。
本当に不思議な人……
そして、石切丸さんは頭から手を引くと私の手を握ってから片方の手で布越しにそこに、触れた。
そこはとっくに潤んでいて布越しからでもわかるくらいに濡れていた。
石切丸「これは……期待してくれていたのかな。そうなら嬉しいね」
石切丸さんは本当にそう思っているかのような優しい眼差しでそういうが、その優しい瞳の裏側に何か黒いものが見え隠れしていることに私は気づかなかった。
ぐいっと下着を脱がされると指が割れ目にへと滑る。
決して強引なものではなく優しくなかにへと入っていく感覚に小さく声が漏れ私はまた口元に手をやろうとしたが繋がれていた手を離されると代わりに両手は頭上に固定されてしまった。