• テキストサイズ

【刀剣乱舞】月夜の華〈R18〉

第50章 新しい仲間




「そもそも審神者の暇潰しって何するんだろう?」


暇になったなんて言ってしまったが本来審神者に暇な時間ってあるのかな……?もしかして暇だーなんて呑気なこと言ってんの私だけなのでは…?

そんなことを考えながらも馬小屋掃除や風呂掃除、部屋掃除に炊事、買い物と考えてたらやることがたくさんあり、その辺りのことは近侍に任せて当番制にしてもらっているがそこに私が割り振られてないのっておかしいよね?

なんだか、審神者失格な気がして胃痛がしてきたな……。


でも、同じ刀剣男士からの命令とはいっても私を困らせてやろうと誰の言うことも聞いてやるものか!みたいなボイコット的なことをする刀剣男士がいないとも限らない。もしかして思っていた以上に長谷部には苦労をかけていたのでは……。


「協調性とか私はその辺りいろいろ欠けてるからな……団体行動とか無理な私に審神者って難しすぎるのかも」


今さら審神者やめます!なんてことは絶対したくないから今の状況を理解して受け入れるしかないが……それでもやっぱり暇だ、という発言は許して欲しい。

燭台切さんから逃げてしまった手前、のんびりと散歩している余裕なんてないのだが一人になれるからといって地下に籠っていたらおかしくなりそうだし。

落ち着くことは認めるが同時に不安にもさせられる場所。

これは多分地下に問題があるのではなく私自身に問題があるのだろう。思い出せないが昔にああいう場所にいて怖い思いをしたような記憶があるような、ないようなと曖昧な記憶が残っていたりするため身体が覚えている恐怖から長時間あそこに一人でいるのは無理そうだと感じられた。

妖精さんがいるから一人ではないけども。

/ 543ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp