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【刀剣乱舞】月夜の華〈R18〉

第2章 仲間




どれくらいしていたのだろう。
小さな音をたてて唇が離れると銀色の雫が糸を引く。

息も上がり身体は熱くなってなにも考えられない。

霊力もごっそり吸いとられたみたいに身体に力が入らない。


「燭台ッ…さ……」


燭台切「っ……ご、ごめん」


一期一振さんもこんな感じだったけど、重傷だと霊力が空近くなったりするのだろうか。

二度目のキスなのにどっちも濃厚って……大人って怖い。


加州「あ、主!」


「っだ、大丈夫……今回は本当大丈夫だから」


ふらふらするが倒れるほどでもない。
色男の一人や二人とキスしたからって倒れてちゃ今後がもたない。

隣に座ってた色黒さんも、なかなかの……あれ?


「あ、あのなぜ離れて……」



?「馴れ合うつもりはない」



いつのまにか色黒さんは私達から離れていて、こちらを見る目も警戒心で満たされたような、そんな目で……。

信用を勝ち取るどころか、自分で信用をなくしているような……


燭台切「主、もう一回してもいいかな……?」


「っ……な、なんで?治ってるよね、傷治ってますよね!?」


燭台切「あ、うん……完治してるみたいだよ。ありがとう」


短時間のあれだけですぐ治せるなら効率化を目指すには……やめよう。

考えても答えは一つしかないからやめよう。



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