第37章 大丈夫と思ってた ☆
「ぅあ、っふ……ンンッ……!」
あれから五分、十分と焦らされ行為を続けられた私はいろんな意味で折れかけていた。
冷めかけていた熱もまんばくんの手によってまた欲しくてたまらなくなってしまう。
なんでこんなことに……。
「も、もうッ……許し、てぇ……」
山姥切「許すも何も怒っていない。こういうときあんたなら何を言えばいいかくらいわかってるんじゃないか?」
「えッ……な、なに言えば……」
山姥切「何がほしいか、ちゃんと言えたなら……」
「っ!」
意地悪。
私はまんばくんに対して初めてそう思えたかもしれない。
初対面の時、とても美しくて優しい子なんだろうなという印象が音をたてて崩れていく。
このまま口を閉ざしてしまえばつらいのは自分だとわかっていたので答えは決まっていた。
「ま、まんばくんの……ッ…」
山姥切「…………」
「熱くッ……ひぅッ…!……ふ、といの……わ、私のな、かッ……え、ちょッまんばくんッ……ぁああっ!!」
言いかけていた最中に指を抜かれたりして思わず甘い声が出てしまうがなんとか堪え、最後まで言いきる前に、今度は押し倒されたかと思うと何も告げずに熱いものが一気に奥まできてその刺激だけで達しそうにもなった。
言い終わる前にこんな……っ