第2章 仲間
しばらくして落ち着かせてもらったあと私は清光と鯰尾を連れて、他の刀剣男士がいる部屋にへと向かっていた。
三日月さんは、また来るといいとか言って部屋にいてくれた。
もしついてきたりしたら……恐ろしいな。
加州「お疲れだね主」
「三日月さんってキス魔なの?それとも口から私の霊力をすべて吸い取ろうなんて考えるような危ない人なの?」
鯰尾「きす……?あぁ、口吸いのことですか……主とかぁ、まあ普通にありですね」
「な、何がありなの!しないよ?これから刀剣男士と仲良くなって資材とか集めてもらって通常手入れするんだからもうキスしないから!」
一期一振さんだけでも、いっぱいいっぱいなのにあんな国宝級の人にキスでもされようものなら寝込むことになりそうだ。
鶴丸さんは全力で嫌がっていたというのに人それぞれってやつなのかな……。
加州「主にとって口吸いって、やっぱり特別なもの?」
「そりゃあ特別だよ。大切な人とするものだと私は考えてるんだけど」
一期一振さんのは人命救助ということでノーカウントにしてもらおう。
清光は立ち止まると私のことを見つめてきて、ぎゅっと手を握ってきた。
お、おや……?
加州「主にとって俺は大切な人にはなれない?可愛がってくれるって言ってたよね?」
「え……か、可愛がるよ。清光は可愛いし、いい子だし……大切だけど」
加州「なら俺も主と……キス、したい」
わぉ。
頬を赤く染めながら震える手で私の手を離さないとばかりに握っている清光はまさしく女子だった。
可愛い、すごく可愛い。
でも、発言がよろしくない。