第2章 仲間
鯰尾「あ、ここにいたんですね……主、なんかすっごいメスの顔してますけど発情中ですか?」
加州「なっ、ばかッ…!」
「め、メスの顔?発情中……?そ、そんな顔してるの?ね、ねぇ清光」
加州「だ、大丈夫。可愛い顔して……うん」
え、メスの顔ってなに!?
清光から離れてペタペタと顔を触ってみるがよくわからない。
三日月「主の顔は……とても、えろい顔とやらをしているぞ」
え、笑顔でとんでもないこと言われた!
えろいの!?私の顔えろいの!?
自分では顔を確かめられない以上、この場にいる数名の男子にそんな顔を見せられず両手で顔を覆った。
恥ずかしすぎて泣きそう。
加州「あー……主?三日月の言ってることは間違いではないけど、綺麗な顔をしてたっていうかさ」
鯰尾「発情してますって顔でしたけど」
「もう、嫁にいけない気がする……清光にそんなはしたない姿を見せたことが申し訳なくてもう……穴があったら埋まりたい」
加州「埋まりたいんだ。あのさ主、こんなときに言うのもあれなんだけど、手入れが必要な刀剣男子が三人見つかったんだけど、できれば一緒に……」
「今はそっとしててほしいです」
加州「落ち着くまで待つから」
そろそろショタっ子に会って癒されたくなってきた。
小さくて穢れの知らない純粋無垢な短刀に……。
顔を隠したまま、ぽてん、と横に倒れると恥ずかしさを軽減させないとこんな状態ではいけない。
忘れよう。
恥ずかしいことは今だけでも忘れてしまおう。