第28章 お預け ☆
宗三「僕に喧嘩売った代償は高いですよ?」
「そんなつもりッ……じゃ」
落ち着け、そう何度も思っていても頭のなかが真っ白になるような……考えることで落ち着こうとしていても気を抜けば自分では誰かに身体を渡してしまいそうになるような、そんな感じがして不安になる。
一言で言うのなら、恐怖。
おかしくなりたくない。
私は私のままでいたいのに熱さでぼーっとしてしまうのはどうしようもできないのが悔しくて目が潤んでしまう。
宗三「屈辱的でしょう。刀の僕に抵抗もできずこんなことをされて……今なら謝ればやめてあげますよ」
謝れば、このつらさから解放される。
いや、そんなわけがないのは私が一番よくわかっていた。
でもこんなこと長く続けられたらっ……
「っ……さい」
宗三「ん……声が小さくて聞き取れませんよ」
「ご、めんな……さっ……ぁあ"っ!」
宗三「ふふ、すいません。手が滑ってしまいました……あぁ、あなたは我慢のできない主だったんですか。こんなになって……いやらしいですね」
ぐちゅん、といきなり指を差し込まれると高まり過ぎた身体はその刺激だけで達してしまった。
恥ずかしさで泣きそうにもなる。
だがそれ以上に……
「は、ぁッ……宗三さッ……」
宗三「ッ……その匂いどうにかならないんですか」
「ッ……ご、めんなさい……」
欲しい、欲しくてたまらない。
鼓動が早まって内から外に出てしまうんじゃと思えるくらいに高まり苦しくなる。
「ふ、ぁッ……ぁあっ!」
ぐちゅぐちゅとなかを掻き回されて甘い声が漏れ出る。
刀剣と……神様とこんなことよくないと頭ではわかっているのにもっとと先を求めてしまう私は審神者失格なのだろうか。
「っふ、ぁあ!ま、またッ……きちゃ……っ!」
宗三「おや、もうですか……なら」
限界が近づいてくると身体に力が入ると宗三さんは私の言葉を聞いてピタリと指の動きを止めてしまう。