第23章 寝床
「ほらおいで……?って蛍丸がいたらできないか……蛍丸ちょっとこーたいしよ?」
蛍丸「えー……」
「ほら、一緒に寝るときは蛍丸が満足するまでぎゅーってしてあげるから、ね?」
蛍丸「……少しだけだからね」
ショタに好かれてるって幸せすぎないか。
蛍丸がしぶしぶ離れてくれると私は正座をし、改めて愛染くんの方を見ると、みるみると顔が赤くなっていくものだから無理強いはさせられないなと察した。
さすがに恥ずかしいかな……一応保護者の目がある部屋では、ね。
「無理そうなら私は……」
愛染「そ、そういうわけじゃないんだけどさ……じゃあ少しだけ……」
愛染は私にゆっくりと近づいてくると……
「え、まさかのっ」
蛍丸は胸に顔を埋めていたが愛染は私の膝を枕にして寝転ぶとお腹に顔を埋めるようにして腰に抱きついてきた。
これはこれで可愛い……。
なでなでと頭を撫でてやると耳まで赤くなっているのがわかってとても癒された。
子供か……いいな。
私にもいつか……なんて考えたけど審神者になった時点でほとんど諦めてはいる。
でも一度でもいいから……我が子を抱いてみたかったな。
明石「……自分も失礼します」
「んー……明石は子供じゃないのにぎゅーしてほしいの?」
明石「自分はされるんやなくてする方です」
後ろから明石に抱き締められると、少しドキッとした。
お兄さんと弟に挟まれてるって……貴重な体験だ。
蛍丸「俺も主にくっつこーっと」
「え!さすがに無茶じゃ……」
蛍丸は私の腕にしがみついてきた。
なんだか不服そうではあるけど……無理に納得したようだ。
色男と可愛いショタに挟まれて……幸せすぎる。
ショタ尊い……。