第23章 寝床
明石「うわ、主はん何しに来たんですか」
愛染「あれ、主さんどうしたんだ?」
「ですよね……」
そう、蛍丸は……来派の一人。
そして明石は二人の保護者となれば三人一緒の部屋だよね……。
鶴丸さんと見たときは明石しかいなかったけど三人で一つの部屋を使っていたか……
蛍丸「布団敷いてるなんて珍しいじゃん」
愛染「蛍が全然戻ってこないからさぁ。オレがやっといた!」
蛍丸「ふーん、ありがと。ほら主は俺と同じ布団使お」
「えっ……あ、ありがと?」
明石は右端で愛染が左端……てことは、蛍丸は真ん中の布団か。
蛍丸に布団に座らされると、前から抱きついてきて、きゅぅぅんとどうしようもないくらい萌えさせていただいた。
小さい、可愛い……!
「かわええなぁ……」
明石「……主はんってたまにキャラぶれはるなぁ」
「っ……か、かわいいは尊いってみんな思うことだもん」
蛍丸「ん、俺かわいい?」
「かわいい……すっごいかわいい。愛染くんもすっごくかわいいよ」
愛染「お、オレも……?」
これは認めざるおえないな。
私はどうやら……ショタが好きなようだ。
幼女は……わからないな。
乱ちゃんは女の子っぽいけど幼女ではないし。
まあ、可愛かったら幼女もいけるだろう。
蛍丸「俺……主の身体好きだなぁ……」
「え……」
胸に顔を埋めている蛍丸に、どう反応したものか悩んだ。
ショタだからな……許せる範囲ではあるし身体が好きっていっても下心はないだろうし、何よりかわいいし……
明石「蛍、騙されたらあかんよ。脂肪が一部に集まっ」
「殴るぞ」
明石「いやー……ほら、ただの冗談ですやん」
まったく……明石は可愛くない。
むぎゅぅっと蛍丸を抱き締めながら愛染の方を見るとなにか言いたそうにそわそわしているが、それがまた可愛い……。
「あ……もしかして……愛染くんもぎゅってしてあげるからおいで」
愛染「は、はぁ!?主さんなにいってんだよ!」
顔を真っ赤にさせて動揺するショタ……ここは癒しの場か。