第23章 寝床
「それで、蛍丸は私にどんなご用があるのかな?」
蛍丸「一緒に、寝てほしいなって……お話したくても主、ずっと忙しそうでそばにもいられないからさ……」
…………なんだろうこのかわいい生き物。
薄く頬を赤く染めながらもじもじとしている蛍丸。
どちゃくそかわいい。
自分でも気づかなかったが、もしかしたらショタが好きなのかも……綺麗だし可愛いし純粋だし……愛しい。
「わ、私はもちろん大歓迎だよ!どうせ部屋で寝ようにも一人じゃ寂しいからね」
蛍丸「……ほんと?」
「本当。ほら審神者の部屋ってみんなの部屋と離れたところにあるから……」
なぜ、あんな離れた場所を審神者部屋としたのかわからないがここの本丸の審神者さんなりの事情があったのだろう。
お風呂が二つあったり手入れ部屋が見つからなかったりと……不思議な場所だし。
蛍丸が嬉しそうにむぎゅうっとしがみついてくるものだから、萌えで私が変にならないように耐えるが可愛いは本当尊い……。
こんな美少年をどうこうする趣味はないが……想像してしまうのだけは、許してほしいな……
蛍丸「じゃあ、今から部屋いこう?」
「い、今からか……んーじゃあ少しお邪魔しようかな。お風呂もまだだからすぐ部屋から出ちゃうかもしれないけど」
蛍丸「なら一緒に入る?」
「え"っ」
し、ショタとお風呂……。
弟とお風呂に入ると考えたらセーフだろうか……いや、でも蛍丸の柔肌を私なんかが見ていいのだろうか。
蛍丸は神様だ。
清き美しい身体なのに私がその肌を見るなんてイベント……ダメだ、犯罪者になりかねない。
「…だめ、かな。今日はもう遅いしまた今度にしよう」
蛍丸「ふーん……?期待してるからね主」
子供の姿なのに子供には思えない。
蛍丸の可愛らしい笑顔に癒されながらも一緒に部屋にへと向かった。
あれ……そういえば、蛍丸って……。