第21章 口説かれました
「明石はもうお風呂入ったんだよね?そう何度も入るものでもないとおもうんだけど」
明石「まあ、お気になさらず」
「気になるよ」
ぐぐぐっと明石の胸板を押すのだが、明石の服……なんかエロいんだよね。
前がはだけてるってわけではないとはおもうんだけどデザインがエロすぎて……直に肌に触れているとかなんか、こっちが恥ずかしくなる。
なんだよ、そのクロスさせてるやつ!
意味ないよね!
「わ、私を口説こうだなんて百年早いよ!も、もっと男を磨いて出直し、て……」
磨きまくってるせいか美しいな。
明石「主はん、口説いてほしいんですか?」
「いや、言ってない。ほら私は一人で風呂はいるから明石は部屋にいく!」
明石「あら、振られてしもた」
これ以上は危険だったので無理に立ち上がればまたもや、全力疾走で部屋に向かって走った。
ここの刀剣男士はみんな顔がいいから困る。
短刀達は美少年だから目の保養にはなるけど……。
「はぁ……嫌われてないだけ幸せだと思わないとね」
嫌われてたら、あんなじゃれあいさえもない関係になると思ったらセクハラの少しくらい許すべきなのだろう。
部屋につく前に力尽きそうになった私はとぼとぼと歩いて部屋に向かった。