第20章 口吸い
「っ……な、なんだか寒気が……」
部屋に戻ったあと、もらったものを片つけているとたいして寒くもなかったはずなのに、なぜだかひんやりとしたものを感じた。
風邪だろうか……。
いろんなところで寝転がるし、服も薄着だし……気を付けないとな。
「えーっと……あ、ノートパソコン……これ使っていいのかな……あ!すごい近未来の機械って感じする」
キャリーケースのなかから、いろんなものを出す。
服や飴玉や説明書と出していたが服のしたにノートパソコンらしきものがいれられていたので早速使ってみると、何もないところにキーボードらしき透明のものが現れた。
これなんていうんだっけ……CG?いや、投影?よくわからないけどセンサーとかで文字が打てるのだろうか……不思議だなぁ。
でもノートパソコンだからちゃんとキーボードもあるんだけどね…投影キーボードか普通のキーボードか…どっちを使えばいいのやら。
いや、こんなことではしゃいでる場合ではない。
報告書は……後回しにするとして、やることをひとまずメモって実行していかないと明日も何もせずに暮らすことになりそうだ。
それはダメなので……ふむ、大事なのはやっぱり歴史をなんとかするために刀剣達を過去とかに送ることだよね。
あとは生活する上で必要な……厨事情とか……そこは何も言わずとも燭台切さんたちがやってくれているが彼らだって毎日は嫌だろうから考えなきゃな……