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【刀剣乱舞】月夜の華〈R18〉

第17章 始まる朝




「おはよぉ……」


歌仙「まったく、君は……いつまで寝ているんだい!」


「朝から元気ですね……眠たいです」


歌仙「髪もボサボサ、服はよれよれ……あぁ、もうっ、よだれなんて垂らして!先に顔を洗ってくるんだ!」


……眠たいなぁ。

なんとか食堂につくが、そこには歌仙さんと燭台切さんの姿しかなかった。

いつまで寝ていると言われても……時計がないのだから今何時かもわからない。

昔は時計なんてなく、空の明るさとかでなんとかしていたらしいけど……空の色なんてよくわからん。

とにかく眠たい。


燭台切「主……あまり、言いたくはないんだけどね……かっこよくないよ」


「……顔、洗ってきます」


完璧審神者のイメージが早くもなくなりそうで私は悲しいです。

顔を……洗う、か……


「よし、洗おう」


山姥切「鯉をみて、なにをしているんだ……」


「あ」


歌仙「どこで洗おうとしているんだ!」


「うわ、ついてきてたの」


こうして私は、歌仙さんに何度も怒られる朝を迎えた。

始まりの朝ってこんなに騒がしいんだな……。


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