第9章 お風呂でバッタリ
「ここのことは……また考えるとして、今日はご飯食べて寝よっか。できればお風呂に入りたいところだけど……」
燭台切「用意できてるはずだよ」
「……そうめんが?」
燭台切「お風呂が」
「は、入りたい!すぐにでも入りたい」
燭台切「それじゃ……こっちかな。僕もまだ場所を把握してなくて、間違ったらごめんね」
寝てばかりいた私よりかは詳しい気もするけど……そこそこ場所を覚えていて、にゅうめんも作ってくれてそばにもいてくれて……この人、いつ休んでるんだろう。
そういえば引っ越しの際、私は寝ていたわけだけど……どうやって部屋まで運ばれたんだろう。
不思議だなぁ。
「あ……他の子はもう入ったの?」
燭台切「まだだよ。今までの疲れがあったからなのか休んでいるのがほとんどって感じかな」
「そっか。じゃあ休ませてあげてね……」
休める場所と思ってくれたのなら引っ越ししたかいがあったかな。
政府の人も血を採るとかいってたけど……言ってた本人は来てなかったし、また後日ってところだろう。
あの人、変な人だけど多忙な人だった気もするし。