第8章 お引っ越しをはじめよう
「……終わったものは仕方ないよね……えっと……私、どうしたらいいかな?」
燭台切「そうだね……そろそろ夕飯の時間だからもう少し休んでいたらどうだい?」
「よし、じゃあ散歩がてらみんなに挨拶しようかな」
燭台切「……主?」
「……無理はしません」
だって、引っ越ししたばかりで不安な彼らの心のケアとかいるだろうし、こういうときこそ役に立たないと……燭台切さんは仕方ないな、と私に手を差し伸べてくれた。
燭台切「一緒にいこうか」
「……うん」
ここからが私の第一歩。
頑張りすぎないよう頑張ろうか。
燭台切「みんな心配していたよ。特に長谷部くんなんか……」
「長谷部が心配してくれるのはなんか想像つくけどそうなると清光も……とりあえず私は元気だよって、顔見せしないとね」
挨拶回りはまだまだ終わりが見えません。